小学校教諭のキャリアアップと収入
公立の小学校教諭は、基本的に地方自治体に採用される地方公務員(都道府県職員)となります。
一般の行政職の公務員においては係長から課長、部長というキャリアアップのコースがありますが、小学校教諭においては定年まで子供とのふれあいを行うために敢えて昇進せずに勤め上げる人がきわめて多いことが特徴です。
しかし少ないながら出世コースを歩んでいく先生もいます。
そのコースとして一般的なのは、教務主任から主幹教諭を経て教頭、そして校長というものです。
もともと教員の給与は一般行政職よりも高めに設定されており、主幹教諭以降は俸給表も上位区分が適用されるために基本給が高くなります。
教頭(副校長)や校長は所定の管理職手当も支給されますので、かなりの高年収が期待できます。
一般的に、役職なしの小学校教諭では30代で諸手当込みで600万円前後、50代では800万円前後の年収に達しますが、管理職となると1,000万円レベルの高給を得ることができるようになります。
大企業の課長クラスの年収となり、社会的地位も高く信頼される職業であると言えます。